Mリーグ発足
2018-08-20
入社試験にマージャンを採用、というニュース記事を初めて読んだのが2年前。
論理的思考や数学的・統計的判断、勝負カンみたいなものをマージャンの結果により考慮するというもの。
ウェブ系制作・不動産・企業コンサルティング等の複数の会社が既に採用しているとのことでした。
「社長か人事担当者の趣味がマージャンってことなんじゃないか」
そんなことを感じていました。
マージャンの健全な普及を目指すある団体の子供登録会員数がこの夏、全国で 1200 人を超えました。
約 20 年前から活動している団体で、この組織で行われるマージャンでは、誰も飲酒せず、タバコを吸わず、金銭を賭けることもありません。
ゲームとして単純に面白いマージャンだからこそ、と思います。
認知症予防にマージャンがいいというのは、近年になって言われだしたことですが、私は(うすうす)30年以上も前に感じていました。
マージャンはかなり「せわしない」ゲームです。
あんなに頭を使って、いつも指先を動かしているのですから、ボケ防止に役立たない筈がありません。
お客さんの平均年齢が日本一高いのではないかと思えるフリー雀荘(マージャン屋)で、複数の90歳を超える見知らぬ人々とマージャンを囲んだ経験が私にはあります。
「仕事が麻雀で麻雀が仕事」今月発刊された、サイバーエージェント社長・藤田晋が著したビジネス書のタイトルです。
ネット業界最大手企業の経営者がマージャンから何を学び、どうビジネスに活かしてきたか、経営者としてどう考えどう戦うのかといったことが書かれた本です。
元々は麻雀マンガ雑誌に連載されているコラムのまとめなので、マージャンを知らないと理解できない箇所もありますが、大変、面白く読みました。
この秋にTリーグとMリーグが発足します。
Tリーグは日本卓球界をまとめあげるリーグで、Mリーグはマージャンの健全なプロスポーツ化を目指す団体です。
Mリーグのチェアマンは藤田晋、最高顧問はJリーグ(サッカー)やBリーグ(バスケ)を起ち上げた川淵三郎です。
ギャンブル・不健康といったダーティーなイメージがつきまとうマージャンのイメージを払拭するために、7つの大手企業がスポンサーとなって、リーグ戦を開催。
藤田氏には「いずれはオリンピック種目に」との目論見もあるようですが、そうならなくとも、もっと普通に気軽に誰もが(カラオケやボーリングを楽しむのと同じように)街のフリー雀荘で遊べるようになったら素敵だろうなぁと思っています。
以上、これまで何人もの友人がマージャンに夢を見て麻雀業界に飛び込むことに接してきた私の個人的な関心事でした。